静岡市の画材屋フランドルの中の人のブログです。画材や額縁、美術に関する情報などを発信していきたいと思います。
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ちなみに…
前記事のコーパル系メディウムに関して追記ですが、
おすすめの組み合わせは、
シッカチーフフラマン+ベネチアテレピンオイル です。

そもそもオイル使用の手順としては、
揮発性オイル(テレピンやペトロール)に段々と乾性油(リンシードやポピー)を足していき、最終的に乾性油を増やすことで強度を出すのが一般的な手順です。
乾性油だけでは乾きが遅いのでこれに乾燥促進剤を足していきますが、なにしろネックなのは乾燥時間。

修作ならテレピンだけでも進めちゃいますが、
画面が黒ずんでしまったり質量の表現に限界があったり、作品に仕上げるにはやはり役不足です。
絵具の塗り重ねで質感を表現するには、ベースにある程度の粘度が必要で、
コーパルは皮膜がガランス(ガラス)状になるので塗り重ねに適しているというわけです。

ベネチアテレピンは乾きは遅いですが品のある光沢が出ますので、古典技法の繊細な表現には最適です^^

※9月12日追記
だんなさんの個人的な使用感としては、ターレンスのベネシャンターペンタインが丁度良い濃度で使いやすいようです。国内某社は薄く、別の某社は濃い…とのこと(オフレコ!)



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