静岡市の画材屋フランドルの中の人のブログです。画材や額縁、美術に関する情報などを発信していきたいと思います。
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セヌリエ水彩絵の具が入荷しました。
フランスの老舗、セヌリエ社の水彩絵具を新たに在庫することになりました。

  
今まで、紙やパステルはあれど全国的にも流通が少なかった水彩絵具ですが、愛好家の中では発色の美しいことで知られてきました。
100年以上前から変わらない製法で作られており、高品質のアラビアガムに加え、蜂蜜を加えてあるのが最大の特徴です。
絵具に必要な柔軟剤として古来より使用されてきた蜂蜜は、傷薬としても使われていた性質上、絵具層の堅牢性維持、防腐剤の役割も同時に果たしてきました。
ボッティチェリの『春』の下地にも使われていると言われており、その効果は言わずもがな。
絵具の急激な乾燥を防ぎ、乾燥後も絵具内部で複雑に光を屈折させるため、瑞々しい鮮やかな発色が保たれます。

日本で多く流通している5mlではなく10mlチューブでの販売なので、コストパフォーマンスも上々。
顔料濃度の濃さも、モチーフの存在感を伝える画面作りに欠かせない要素です。

許可をいただいて、静岡美術学院講師の望月明彦先生にセヌリエを使用した作品をお借りしました。
 尾のバーミリオンや腹の微妙な煌きが、抑えた色調とバランスを取りつつ際立っています。

ぜひぜひお試しになってみてください^^

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