静岡市の画材屋フランドルの中の人のブログです。画材や額縁、美術に関する情報などを発信していきたいと思います。
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インクテンスと市川俊一個展in 喫茶リバー

先週7日から喫茶店リバーにて、ボスこと市川俊一の個展が開かれています。

色々な画材で描かれたドローイング中心に、瀬名川沿いの静かなカフェでゆっくりご鑑賞いただければ幸いです。

 

19日火曜日まで。 10:00〜17:00

【リバー】 静岡市駿河区国吉田1丁目4−3 054-261-1132

 

写真は準備中のものですが、最近のボスのお気に入り

ダーウェントのインクテンスブロックを使用してあります。

   

インクのように透明で鮮やかな発色を幅広い範囲で使用できるブロックは、鉛筆よりも大胆で自由な表現を引き出します。

最大の特徴は乾いたら耐水性になること!

水溶性パステル・色鉛筆は多々あれ、この特色は他にはありません。

水で濡らした面に筆で取って置くと、びっくりするぐらい溶けるのも素敵。

なかなか面白い画材です。

詳しい使用感は、ぜひ店頭でボスに直接お尋ねください^^

 

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アルシュ水彩紙ブロック特別セール開始しました!
[アルシュ水彩紙ブロックタイプスケッチブック 特別セール ]

今年はちょっと早めに、夏の恒例アルシュブロックの特価セールが始まりました♪


500年の伝統が誇る保存性と、あらゆる水彩技法を受け止めてくれる心強〜い紙質で、プロ・アマ共に愛用者の多いアルシュ水彩紙。
絵具の吸い込みがとても良く、重色で深い色を出したい時には抜群の効果を発揮します。

ブロックタイプスケッチブック(定価の30%OFF 

300g、185gの全サイズ、全紙目お選びいただけます。

サイズや紙目が普通のスケッチブックと少し違いますので、詳細はお問い合わせ下さい。
(セール期間:7月中旬頃まで)
 
おすすめの新商品!
先日の新作見本市の収穫物をご紹介です。
 じゃーんっ
特に私のようなギリギリ製作者には、とっても重要な乾燥促進剤。
けんぢょは主にW&Nのウィンジェル(※旧名 現在はリクインライトジェルという商品名です)
を愛用しているのですが、商品の特質上、重ね塗りするとどうしても筆の滑りが悪くなるのが短所でした。
以前このブログでも紹介したフラマンシッカチーフもおすすめですが、1日で出来るだけ描き進めたい!という時の急速乾燥にはやはり向きません。

そこで登場、エアゾールシッカーチーフ!
見本市の会場でこれを見つけた時には、思わず小躍りしてしまいました(笑)
色をのせたすぐ後に使えて、下塗り程度の薄さなら十数分で表面が乾くよ♪と、聞いた時にはまさか〜と思いました。
が。
びっくりぽんです。本当に触れました…!
少し厚くなっても数時間。一晩置けばすっかりOKです。
テレピンだけのようなカサつきやベトつき、ウィンジェルのような硬さも出ませんので、併用して使えばますます効率的に描けるのではないでしょうか。
少し匂いがあるので、吹き付ける時は室外が良いですが。

良いお役立ち品を手に入れましたよ〜^^

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吸水性下地描き比べ
前回の記事で触れた吸水性下地の、簡単な描き比べをしてみました。
 シナベニヤにそれぞれ原液を2度塗りしています。
顔料ペーストを使って作った水彩絵具(4:1)、テンペラ絵具(4:1)、黄色が普通の水彩絵具、鉛筆、ペンです。
アラビアガム4:1の割合だとテカリが残りましたが、ペースト1滴でも結構絵具が作れます。

下地の隠蔽力は胡粉ジェッソが一番透明度高いようで、ざらつきといい、胡粉らしい表情が出ています。
数値でデータを出していないですし、全くの私見ですが、表面を触った時の白亜っぽさはミューがさらっとしていて自然な感じですかね。あまり変わりないですが。
容器の扱いやすさはやはりボトルタイプのほうが楽ですが、お客様からご意見として聞いたのは、中袋と保存容器と別の方が密閉性が保てるのと、外から揉んで撹拌できるので便利とのことでした。なるほどです…!
本気で下地から作る人や、私のようにちょっと試してみたい人では需要の観点が違うので、画材一つとっても一長一短だなぁと改めて勉強になりました。
まだまだ勉強しなければいけないことばかりで…奥深いです…(そして、楽しい!)

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前記事補足(面相筆について)
前記事にて
>けんぢょは細かい作業をよくやるので、この筆と面相筆を愛用してます。
と描きましたが、面相筆の試し書きサンプル画像がありますのでご紹介します。
 大阪の面相筆専門店さんのイタチ面相筆。
昔ながらの灰汁を使った方法で脂抜きを施された毛は保ちが良く、よくしなり、よく揃います。
鉛筆と変わらない感覚で線が引けるので、細密作業にぴったり(線の繊細さにけんぢょは感激しました…!)
某ファッションブランドのデザイナーや、文化財修復の現場でも愛用されているそうです。
左が長峰筆、右が短峰筆。
けんぢょは手が小さいので穂先が長いものはうまく扱なかったのですが、筆屋のご主人の流暢な筆さばきはさすがでした。

↓は1回の墨付けで引いた線。ごん太になってしまった渦巻きは私です…

この筆は以前ブログで紹介させてもらったこともあるシルバーフォックスの筆。
(写真中央)
面相筆と一口に言っても本当に種類が豊富ですので、どんな線を引きたいのか、用途に合ったものをお試しいただけたらと思います。


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新発売の水彩筆
先週の土日は夏季市民講習会で出張販売をさせていただきました。
今回は新作の水彩筆を実演販売的にご紹介させていただきましたが、評判も上々で良かったです。

そしてお店に戻ってみたら、またもや新しい水彩筆が入荷していたので、合わせて使用感をレポートさせていただこうと思います。

新入荷は上の2本です。
講習会にお持ちしたのは「Alcyone」
特殊加工を施すことで従来より保水性とまとまりを高めた牛耳毛と、ナイロンの混毛筆です。
柔らかい牛耳毛と混ざることでナイロン特有の引っ掛かりが軽減されており、程好く含み、コスパも中堅。
ナイロン混毛なので、筆をひねった時にどうしてもカサ尽きますが、先の利きも良いので、1本あると便利だと思います。
水彩を始めたばかりの人でも手が届きやすい価格で、この質の高さは結構貴重じゃないかと。

「Escoda(#1212)」はラファエルと同等のコリンスキーを使用との事で、品質は申し分なし。
軸も含めとても丁寧に仕上げていて、価格は抑えてくれてあるのが嬉しいところ。
もったりとした穂先なのであまり細い線には向きませんが、コリンスキーなのでそこそこ先が利きます。
リス毛が柔らかすぎて合わなくて、でも馬毛よりまとまりが欲しい人などは(※けんぢょ)含みとコシの両方を持っているこういう筆は嬉しいのでは。
野外のスケッチなど、手早く全体を捉えたい時には重宝しそう。

穂先のアップ。(下2本は私物の為、ちょっとくたびれてますがお見逃しください)
   

おまけで、ボタニカルの方にも愛用者が多いラファエル8404と、日本画筆の削用筆も。
8404は、繊細な作業での効果はピカイチですね!
けんぢょは細かい作業をよくやるので、この筆と面相筆を愛用してます。
削用筆も使い勝手が良い筆ですが、このサンプルを作っていて気が付いたこと…文字がとても書きやすい 笑

筆はとにかく、使ってみないとわからない部分が多いので、色々な筆にチャレンジして楽しんでもらえたら嬉しいなあと思います。

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アルシュ水彩紙ブロック特別セール!


[アルシュ水彩紙ブロックタイプスケッチブック 特別セール ]

夏の恒例、アルシュブロックの特価セールが始まりました♪

美しい発色はもとより、500年の伝統を誇る抜群の保存性と、あらゆる水彩技法を受け止めてくれる心強〜い紙質で、プロ・アマ共に愛用者の多いアルシュ水彩紙。
絵具の吸い込みがとても良いので、深い色を出したい時など重宝します。
セットで付いてくる携帯用のマングース筆もなかなか使い心地良さそう…!

ブロックタイプスケッチブック(定価の30%OFF) + 
アルシュ特製水彩筆1本

上記のセットで、300g、185gの全サイズ、全紙目お選びいただけます。

サイズや紙目が普通のスケッチブックと少し違いますので、詳細はお問い合わせ下さい。
(セール期間:8月10日頃まで)

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セヌリエ水彩絵の具が入荷しました。
フランスの老舗、セヌリエ社の水彩絵具を新たに在庫することになりました。

  
今まで、紙やパステルはあれど全国的にも流通が少なかった水彩絵具ですが、愛好家の中では発色の美しいことで知られてきました。
100年以上前から変わらない製法で作られており、高品質のアラビアガムに加え、蜂蜜を加えてあるのが最大の特徴です。
絵具に必要な柔軟剤として古来より使用されてきた蜂蜜は、傷薬としても使われていた性質上、絵具層の堅牢性維持、防腐剤の役割も同時に果たしてきました。
ボッティチェリの『春』の下地にも使われていると言われており、その効果は言わずもがな。
絵具の急激な乾燥を防ぎ、乾燥後も絵具内部で複雑に光を屈折させるため、瑞々しい鮮やかな発色が保たれます。

日本で多く流通している5mlではなく10mlチューブでの販売なので、コストパフォーマンスも上々。
顔料濃度の濃さも、モチーフの存在感を伝える画面作りに欠かせない要素です。

許可をいただいて、静岡美術学院講師の望月明彦先生にセヌリエを使用した作品をお借りしました。
 尾のバーミリオンや腹の微妙な煌きが、抑えた色調とバランスを取りつつ際立っています。

ぜひぜひお試しになってみてください^^

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リキテックススプレー新色追加
多くの学校で入学式を迎えた麗らかな(と言うには若干高い気温の)昨日と打って変わって、本日は雨模様。
桜が綺麗に咲き揃っているのに、お花見をする間もなく散ってしまいますね…残念。
気温の差も激しいので、皆様体調を崩されないようお気をつけ下さい。

さて、引き続き、見本市での収穫をめもめも。
題名にあります通りリキテックススプレーに新色が追加されます。
一挙に25色の追加という、嬉しい大盤振る舞い。
ノズルの種類も増えて、より実用的になってきた感じです。

ノズルが詰まりやすいのが玉にキズですが、愛用されている方もあり、概ねご好評いただいております。
うまく使いこなしてより良い表現につなげてください^^


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顔料ペースト
去る3月初旬、今年も画材の新作見本市に行ってきました。

一昨年は色材や基底材に新作が多く、画材好きとしてはかなりワクワクと見て回った会場でしたが、去年は諸事情により行けず、2年ぶりの今回は特に新しい筆やおしゃれな制作グッズなどが多かった印象で、各社の工夫が見て取れて面白かったです。
そんな中で注目したのが、ホルベインで14年より販売されている「顔料ペースト」です。
(画像は販売元のホルベイン工業Webサイトより)
不覚にも今まで見落としていたのですが、これ、とっても良さそうですよ…!
絵具を自作される方、テンペラや日本画を描かれる方には馴染み深い粉末の顔料ですが、何分手間がかかり、色の鮮やかさと製作時間の兼ね合いが悩ましいところでした。興味はあるけど、初めて使って見るにはちょっと敷居が高いかな…と及び腰になる方もいらっしゃったと思います。
が。
このペーストは粒を練るところまでしてくれているので、後はアラビアゴムなり膠なり、糊となる展色剤を加えるだけで、簡単に水性絵具を自作することができます。既成品のエッグメディウムと混ぜてのテンペラ画や、なにより自分で顔料濃度が調整できる絵具作成はチューブ絵具とは一味違う発色が得られますので、ぜひチャレンジしてみたいところ。
けんぢょのような初心者にはとても心強〜いです^^♪

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