先週の土日は夏季市民講習会で出張販売をさせていただきました。
今回は新作の水彩筆を実演販売的にご紹介させていただきましたが、評判も上々で良かったです。
そしてお店に戻ってみたら、またもや新しい水彩筆が入荷していたので、合わせて使用感をレポートさせていただこうと思います。
新入荷は上の2本です。
講習会にお持ちしたのは「Alcyone」
特殊加工を施すことで従来より保水性とまとまりを高めた牛耳毛と、ナイロンの混毛筆です。
柔らかい牛耳毛と混ざることでナイロン特有の引っ掛かりが軽減されており、程好く含み、コスパも中堅。
ナイロン混毛なので、筆をひねった時にどうしてもカサ尽きますが、先の利きも良いので、1本あると便利だと思います。
水彩を始めたばかりの人でも手が届きやすい価格で、この質の高さは結構貴重じゃないかと。
「Escoda(#1212)」はラファエルと同等のコリンスキーを使用との事で、品質は申し分なし。
軸も含めとても丁寧に仕上げていて、価格は抑えてくれてあるのが嬉しいところ。
もったりとした穂先なのであまり細い線には向きませんが、コリンスキーなのでそこそこ先が利きます。
リス毛が柔らかすぎて合わなくて、でも馬毛よりまとまりが欲しい人などは(※けんぢょ)含みとコシの両方を持っているこういう筆は嬉しいのでは。
野外のスケッチなど、手早く全体を捉えたい時には重宝しそう。
穂先のアップ。(下2本は私物の為、ちょっとくたびれてますがお見逃しください)
おまけで、ボタニカルの方にも愛用者が多いラファエル8404と、日本画筆の削用筆も。
8404は、繊細な作業での効果はピカイチですね!
けんぢょは細かい作業をよくやるので、この筆と面相筆を愛用してます。
削用筆も使い勝手が良い筆ですが、このサンプルを作っていて気が付いたこと…文字がとても書きやすい 笑
筆はとにかく、使ってみないとわからない部分が多いので、色々な筆にチャレンジして楽しんでもらえたら嬉しいなあと思います。
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